やっと梅雨が明けたと思ったら、すぐさま30℃を一気に超える暑さとなっています。新型コロナウイルスも猛威をふるい続け、外出時や勤務中などマスク着用をしていることもあり熱中症には十分注意が必要です。また手洗い、消毒、換気、3密を避ける、不要不急の外出を控えるなど感染予防にも気を付けなければなりません。大変な時期ですが、気を緩めずに過ごしたいと思います。
以前夏野菜の記事を書きましたが、「ゴーヤ」もそのひとつですね。夫の母方の祖父は1年を通して野菜作りをしています。今夏はゴーヤを始め、茄子、きゅうり、かぼちゃ、ミニトマト、オクラ、ピーマン、ししとうなどたくさんお裾分けしてくれました。
ゴーヤと言えばゴーヤチャンプルーがお馴染みですが、今回はチップスを作ってみました。大量消費にもうってつけです。それでは作り方を紹介します。
■材料■
・ゴーヤ 1本
・片栗粉 適量
・粗びき塩こしょう 適量
■作り方■
- ゴーヤをよく洗い、4等分に切る。
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ティースプーンでわたをくり抜く。リング状のチップスを作るため小さく輪切りにしておく方がわたをくり抜きやすい。
- 2mm幅にスライスしていく。
- ゴーヤをビニール袋に入れ、適量の片栗粉を入れてまぶす。揚げ油を160℃に設定し、低温で5分ほど揚げていく。高温で揚げるとすぐに焦げてしまうので注意。気泡がなくなってくるのが目安。少しきつね色になってきたら取り出す。
- 油をよく切る。パリパリにするコツはじっくり低温で揚げ、水分を十分に飛ばしていく。その後しっかり油を切ることにあり。
- 粗びき塩こしょうを適量振りかけて完成。
ゴーヤとは沖縄の方言で、標準和名は「ツルレイシ」と言います。果肉が苦いため「ニガウリ」とも呼ばれています。この苦みが最大の特徴であるのですが、苦手な方も多いと思います。パリパリ!ゴーヤチップスのように油で揚げたり、炒めたりと火を通すことで苦みを和らげることができます。炒めるよりも揚げた方がより苦みが和らぐように思います。
我が家の2歳の子どもも「おいしい」と言って何枚も食べていました。2歳の子どもには苦いと思うのですが、全然そのような素振りはありませんでした。
ゴーヤの苦み成分には胃腸の状態を整える、食欲増進などの効果があります。またビタミンCが豊富に含まれていることから暑さや紫外線によるダメージにも効果があります。他にも食物繊維や鉄分、カリウムも豊富に含まれています。
ゴーヤの食物繊維は不溶性食物繊維を多く含み、便通改善に効果があると言われています。これは水分を吸収して便の容量を増やし、よりスムーズな排便を促すことができます。鉄分は疲労回復や免疫機能の向上などの効果があり、カリウムには細胞の浸透圧を調整し、ナトリウムの排出を助ける働きがあります。これらの栄養素を総合的に見ると、暑さの厳しい今の季節にぴったりの食材です。食卓に上手に取り入れて、健康に気を配りたいものです。