kitchen torii

食と食器やキッチンツールがテーマのブログ

STAUB ピコ・ココット

f:id:petitoiseau-u:20201107145630j:plain

どこに置いても絵になる佇まい

 以前よりブログ内でも登場させていたSTAUB(ストウブ)の鍋を紹介したいと思います。

 紹介と言ってもまだ購入して1年未満の初心者ではあるのですが、先に結論を言うと「買ってよかった」です。私がこのSTAUBの鍋が欲しいと思ったのは4年くらい前かと思います。あるキッチンツール専門店に入った時に何種類かのSTAUBの鍋を見かけました。鍋の色やツヤ感、フォルムがおしゃれで素敵だなと思いました。またこの鍋を使って色々と料理を作ってみたいなと思いましたが、鍋は思いの外重く、値段も張りました。その時は購入せずに店を出ましたが、それからも幾度となく買おうかな、どうしようかなと時々思い出しては考えていました。

 今回購入したきっかけは新型コロナウイルスの影響で自粛生活をしていたことです。普段から毎日料理はしますが、外出を控えていたため、いわゆるおうち時間はありました。その時間を使い、普段はしない料理を作ってみよう、ちょっと高価なキッチンツールを新調しようと考えたのです。


  さて本題に入りましょう。私が購入したのは『ピコ・ココット ラウンド 24cm』で、色はグレーです。ピコ・ココットはオーバルもあり、どちらもサイズやカラー展開が豊富です。

 STAUB社はフランスのアルザス地方で創業した調理器具メーカーです。特に鋳物ホーロー鍋とセラミック製品が代表的で、世界中で愛用されています。よくル・クルーゼ社の鋳物ホーロー鍋と対比されることが多いように思います。

f:id:petitoiseau-u:20201107151628j:plain

真上からみたピコ・ココット

f:id:petitoiseau-u:20201107152325j:plain

横からみたピコ・ココット


 STAUBの鍋で料理を作ると、素材のおいしさ、味の染み込み具合、柔らかさ、風味や香りなどが他の鍋で作った時よりも違いを感じられます。本当においしさがぐっと増します。その秘密は蓋の裏にありました。

f:id:petitoiseau-u:20201107152544j:plain

内側は黒マット・エマイユ(ホーロー)加工

f:id:petitoiseau-u:20201107152721j:plain

蓋の裏にある突起

 写真でもわかる通り、蓋の裏には突起があります。これをピコと言います。この突起に付着した蒸気が水滴となって食材に降り注ぐのですが、通常の蓋と比較すると9倍もの効果があるとのことです。この蓋に付着した蒸気が水滴となり、食材に降り注がれる仕組みを「アロマ・レイン」と呼ぶそうです。またSTAUBの蓋は他社の蓋と比較して10%も高い保水力があると実証されています。

 確かに調理中に蓋を取ると水滴がすごく付いており、滴り落ちてきます。STAUBの鍋を使った無水料理のレシピをよく見かけるのですが、納得の水分量です。またSTAUBのホーロー鍋の材質に使われている鋳鉄は均一な熱伝導と保温性、蓄熱性に優れ、ムラなく、味がじっくりと染み込んでおいしく仕上がります。

 

 手入れ(シーズニング)の仕方は、内側のツヤがなくなってきた時がタイミングです。普通に食器用洗剤で洗った後、十分に乾かし、鍋の内側と蓋裏に薄くサラダ油を塗ります。少し火にかけて鍋肌に油を馴染ませて冷まします。

 

 これまでカレー、ビーフシチュー、肉じゃが、筑前煮、ポトフ、スペアリブの煮込み、東坡肉(トンポーロー)など様々な料理を作ってきました。蓋を開けた時の立ち込める湯気と香り。本当に食欲をそそります。どの料理も味が染みておいしく仕上がりました。他にもまだまだSTAUBの鍋を使って作ってみたい料理があります。このピコ・ココットを時間をかけて使いこなしていきたいなと思います。

 

www.staub-online.com