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八朔シロップ

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我が家に自生している八朔

 我が家には八朔(はっさく)の木があります。今年も自生し、たくさんの実を付けています。先日義父がコンテナ一杯に収穫してくれました。写真はその一部です。

 今まではわざわざ収穫して食べる訳でもなく、生ったらそのまま放置。たまに数個食べるかなという程度。または義父が幾つか収穫し、それを半分に切って庭木に刺して鳥たちの餌にしていました。結構食べに来るんですよね。特に鵯(ヒヨドリ)が…。それはさておき、今年はせっかくたくさんあるのだから色々と作ってみようと思いました。その第1弾が「八朔シロップ」という訳です。

 

■材料■ 保存期間:冷蔵庫で1週間程度

・八朔(200~250g程度) 9個

・八朔果汁 1cup(200ml) ※上記の八朔以外で用意する 

・氷砂糖 八朔の可食部の総重量の80%

 

■作り方■ 果実酒用瓶 2Lを使用(無印良品) *1

  1. 八朔の外果皮と中果皮(白い部分)を包丁で剥いていく。とにかく皮は厚いので剥く時は注意が必要。写真のように「カルチェ」という剥き方をすると果肉が取り出しやすい。

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    柑橘類の切り方のひとつ「カルチェ」
  2. じょうのう(果肉が入っている袋)を剥ぎ、果肉をひとつずつ取り出す。種やごみ等を取り出しながら果肉をほぐす。

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    薄オレンジ色がきれい

  3. 総重量を計る。今回可食部の総重量は750gであったため、氷砂糖は600g。果肉と氷砂糖を順番に果実酒用瓶に敷き詰めたら最後に果汁を注ぐ。蓋をして冷暗所で保存する。1日1回は中身を混ぜ、氷砂糖が完全に溶ければよい。

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    2L用でぴったりの分量
  4. 氷砂糖が溶け切ったら、不純物を取り除くため一度濾す。その後保存性を高めるためシロップに火を通す(果肉も一緒に軽く潰しながら)。沸騰させ過ぎない程度に火をかけひと煮立ちさせ、アクをが浮いてくるようなら取る。粗熱が取れたらまた煮沸消毒やアルコール消毒した保存用瓶に入れ、冷蔵庫で保存する。1週間程度で飲み切るのがよい。

 *1 果実酒用瓶は事前に煮沸消毒やアルコール消毒をし、完全に乾かしてから使用する。

 

 八朔シロップは炭酸水で割って八朔ソーダにしてもよし、水やお湯で割ってもいいと思います。果肉はヨーグルトに混ぜたり、そのまま食べてもいいですよね。今から出来上がりがとても楽しみです。完成した際にはまた様子をお伝えしたいと思います。

 

※2021年1月31日に更新した八朔シロップのレシピですが、この度修正致しました。太字になっているところが2021年2月5日に加筆した箇所となります。何卒よろしくお願い申し上げます。