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小さくてかわいいディアモン

 

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プレーンと紅茶の2種類のディアモン

 本日は「ディアモン(diamant )」というサブレのレシピを紹介したいと思います。

 先日のバレンタインデーの時にチョコレートの代わりにこのディアモンを作って家族にプレゼントしました。3歳の子どもがいるのでチョコレートは止めました。実は毎年ジェイアール名古屋高島屋のアムール・デュ・ショコラのイベントに行って好きなチョコレート(自分用がほとんど)を購入していました。毎年とても楽しみにしているのですが、今年は緊急事態宣言も発令されていたこともあり、断念しました。来年は行けるといいなと思います。同行する夫は「女性の目が怖い。殺気立ってる」と言っていますが…。

 さて、「ディアモン」はフランス語で「ダイヤモンド」という意味です。「ディアマン」と表記されるレシピも多数ありますが、フランス語の発音に近いのは「ディアモン」かと思います。

 では何故ダイヤモンドの名が付いたのか? それはサブレの周りにグラニュー糖をまぶすのですが、それがキラキラとダイヤモンドのように輝いて見えるからという由来があるそうです。今回は小さめにしたことでかわいい感じに仕上がりました。

 

《基本の生地》

■材料■ ★50個分 焼き上がり:直径2.7㎝×厚さ1㎝(生地形成時:直径2㎝×厚さ1㎝)

・無縁バター 60g

・粉糖 40g

・薄力粉(ニップン こんな小麦粉ほしかった サラサラタイプを使用) 80g

・アーモンドプードル 20g

・卵黄 1個分(Mサイズ) ※あらかじめ溶いておく

・バニラオイル/エッセンス/ビーンズ(なくてもOK)

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材料は基本的に5つ

 

■作り方■ 

  1. 事前に無縁バター(以下バターと省略する)を常温に戻しておく。薄力粉、アーモンドプードルは一度ふるっておくとよい。

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    指やスプーンの背で押して簡単に跡が付けば柔らかくなっている証拠
  2. スパチュラ(ゴムベラ)でバターをクリーム状に練る。

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    クリーム状になったバター
  3. バターに粉糖を加え、更にクリーム状に練る。

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    粉糖を加える

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    白っぽくふんわりした状態になる
  4. 卵黄を加えて混ぜる。

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    卵黄を加える

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    練り終えた状態


  5. バニラビーンズを加える。※家に残っていたものを使用したのでなくてもOK。バニラエッセンスやバニラオイルもないならなくても大丈夫。

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    バニラビーンズを加える
  6. 薄力粉とアーモンドプードルを加えて混ぜていく。この時のポイントとしては絶対に練らないこと。さっくりと粉類とバターを混ぜていく。最初はぽろぽろしているが次第にまとまってくる。

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    粉類を加える

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    ぽろぽろとしている

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    このくらいにまとまれば後は手でまとめる

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    最終的に手でこの程度にまとめるが練ったりこねたりしない


  7. 直径2㎝の棒状に形成する。※焼き上がりは膨張するため直径が2.7㎝ほどになる。

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    厚みは均等になるようにする
  8. ラップに包んで1時間~生地を冷蔵庫で休ませる。

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    キャンデー状にラップに包む
  9. 生地に水を刷毛で均等に塗り、グラニュー糖をまぶす。刷毛がなければ手で。バットなどにグラニュー糖を入れ、ころころ転がすとやりやすい。

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    均等にグラニュー糖をまぶす
  10. 生地を1㎝幅に切る。

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    厚さは均等にする
  11. オーブンを170℃に合わせて予熱をしておく。予熱が終わったらそなまま170℃で16分焼く。焼き上がったらクーラーの上で十分冷ませば完成。

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    ある程度隙間を作って並べていく

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    焼き上がり

 

 ※紅茶フレーバーは《基本の生地》に茶葉を好みの量を加えればできます。

 

 

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ラニュー糖がキラキラ


 完全に冷めると食感がサクッとします。軽い口当たりとグラニュー糖のシャリッとした食感が楽しめます。グラニュー糖が本当にキラキラです。またバターやバニラビーンズの風味もとてもいいですね。

 今回薄力粉は「ニップン こんな小麦粉ほしかった サラサラタイプ」というものを使用しました。サラサラでダマになりにくいのが特徴で、お菓子作りにも向いているとあったので使ってみました。実はこの薄力粉、ふるわなくてもそのまま使えるのです。焼き上がりはサクッとよい感じです。製菓用の薄力粉を使えばもっと風味も食感も違うと思いますが、市販のものであればこの薄力粉で申し分ない仕上がりです。興味がありましたら試してみて下さい。

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