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食と食器やキッチンツールがテーマのブログ

引っ越しの準備と新生活

 この度、夫の仕事の都合により家族で引っ越すことになりました。

 私は別の理由で今年3月に退職していたので、夫の件で急な退職という状況ではありませんでした。それだけはよかったなと思います。

    引っ越しは結婚して以来のことで、久しぶり過ぎて準備が大変です。特に手続きや変更、連絡という作業は骨が折れます。

   一方で生活に関わる一式を揃えるのもまた一苦労。大型家電や家具は夫と選んで購入しましたが、小型家電や日用品、キッチンツールなどは私の一存で決めていいというので平日少しずつ買い揃えています。


 昨日は新生活に使う器を買い足そうと思い、豊橋市にある「調理道具専門店 タカツ」というお店へ向かいました。ここは調理道具専門店なので器よりも当然調理道具がずらりと揃っています。しかし器も種類は調理道具に劣るとは言え、私の心をくすぐるものがいくつも取り揃えてありました。

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見ているとあれもこれも欲しくなる調理道具ばかり

 

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顔の違う器たち

 正午過ぎの店内に客は私ひとり。慎ましやかでお洒落な店内で、あれこれと器を吟味した時間は僅かでしたが至福でした。結局顔の違う器を二枚購入しました。どちらも美濃焼ですが、それぞれシンプルですが個性がきちんとあります。

 

 こちらは「カネコ小兵製陶所」の丸皿です。よく見ると若干楕円ですが丸皿に近いフォルムです。直径約21㎝の浅めの皿で、価格は1980円(税込)。色はマスタードで落ち着いた雰囲気です。手に取ると土の風合いも感じます。

「カネコ小兵製陶所」は岐阜県土岐市にあります。「おいしいうつわ たのしいうつわ」をテーマに使いやすくてぬくもりのある器を作り続けているそう。シンプルでありながら、マスタード色がとにかく素敵でどんな料理もおいしく映えるのではないかと思います。

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存在感を放つマスタード

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裏面には「小兵Japan」の印字

 

 続いては「トウジキトンヤ」のYattsu(ヤッツ)という名の八角形のプレートです。八角形の長皿で深さもあるのでたっぷりと作った料理も難なく受け入れることのできる大きさです。サイズはW17.5㎝×L26.5㎝×H4.3㎝、価格は2,200円(税込)です。

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グレーの釉薬は大人の雰囲気

 何と言ってもグレーの釉薬のツヤ感とシャープな佇まい。この落ち着いた雰囲気が堪らないですね。八角形の長皿なので姿形としては既に存在感があります。こちらも料理を選ばず、引き立ててくれることと思います。

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深さもあるので大皿料理ももってこい!

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裏面には「トウジキトンヤ」の印字

「トウジキトンヤ」は2007年に陶磁器製品の卸売りを生業とする問屋が、ひとつのコンセプトに基づいて集まってできたプロジェクトの名称です。東海地方を地盤としており、問屋業という業態を基軸に、地域産業の製造業者や各種デザイナーとともに陶磁器業界の新しい方向性を確立すべく取り組んでいるとのこと。当該サイトや電子カタログを拝見すると美濃焼以外にも瀬戸焼常滑焼、萬古焼など様々。楽しくなりますね。

 

 新生活に向けて、夫と子どもが一番環境が変わります。事情があって夫が先に引っ越し、私と子どもは少し遅れて合流します。夫はもちろんですが、今年4月で年少となった子どもはやっと慣れてきた園での生活からまた新しい環境に身を置かなければなりません。二人の不安やストレスを見逃さず、心安らぐ家を心がけたいなと思います。そして家族が楽しく食卓を囲めるようにこれからもおいしい料理を作りたいと思います。