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父のレシピで作る梅ジュース

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白加賀 2Lサイズ 2㎏で800円(税込)

 本日は梅に関しての記事と梅ジュースのレシピを紹介したいと思います。

 この時季、スーパーや農協、青果店などで梅が店頭に所狭しと並んでいます。それとともに氷砂糖、粗塩、穀物酢、ホワイトリカーに各種容量に対応した保存瓶が並んでおり、梅干し、梅酒、梅シロップ作りの一通りの材料が揃うようになっています。

 梅は「南高」をはじめ「古城」「鶯宿」「白加賀」「白王」「英玉」など様々な品種があります。梅の生産地というと真っ先に思い浮かべるのは和歌山県ではないでしょうか。和歌山県は言わずと知れた日本一の生産地であり、「南高」は同県のブランド品種です。

 さて、私が住む愛知県にも梅の生産地で知られた地域があります。それは新城市の鳳来地区です。先日私は青梅を求めて新城市の鳳来地区へ赴きました。スーパーや農協ではなく、鳳来地区の某所でだいぶお手頃価格で、尚且つ状態のよい「白加賀」という品種の青梅を購入しました。写真にあるのがその時購入した「白加賀」です。スーパーなどでは2Lサイズ1kgで800円前後で売っているのを見かけます。それを考えるとかなりお値打ちです。

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2Lサイズは1粒が28g~29g

 今回青梅を購入したのには理由があります。タイトルにもありますが、「梅ジュース」と後は「梅酒」を作る目的です。「梅ジュース」は「梅シロップ」と言えばわかりやすいでしょうか。近年父が毎年「梅ジュース」を作っているので今年は私も作ってみようと思ったからでした。父からレシピを聞き、本日仕込みをしました。それでは作り方を紹介します。

 

■材料■ ★保存瓶の容量によっては分量を半分にして作る

・青梅(冷凍) 1㎏

・氷砂糖 1㎏

・酢(穀物酢またはリンゴ酢) 80ml

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左から冷凍青梅、氷砂糖、リンゴ酢

 

■下準備■

①青梅の下準備

仕込む2日以上前に青梅を洗い、汚れを落としてから竹串や爪楊枝などでヘタを取る。ヘタを取り除いたら水気をよく拭き取り、ジップロックなどのフリーザーバッグに入れて冷凍する。

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ヘタ

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ヘタを取り除いた状態

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ジップロックへきっちと詰めて冷凍庫へGO!



②保存瓶の下準備

洗剤で洗い、よく乾かす。その後アルコール消毒をし、よく乾かしてから使用する。

 

■作り方■

  1. 保存瓶に冷凍した青梅と氷砂糖を交互に敷き詰める。

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    2日間冷凍した青梅
  2. 最後にリンゴ酢を加える。冷暗所で2ヶ月を目安に保管する。氷砂糖がすべて溶け、梅のエキスが出て色付いたら飲み頃。

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    2ヶ月後が楽しみ
  3. 最初は保存瓶が結露するので下にタオルなどを引いておく。

 

 父のレシピはまず「冷凍青梅」を作るところから始まります。冷凍にする意味は「梅のエキスを出しやすくするため」だそう。後、酢は防腐剤の意味合いとして使用しているとのこと。酢を前面に出したような梅ジュースではなく、梅のエキスと甘味、そしてまろやかな酸味が楽しめるような味。確かに実家で飲んでいた梅ジュース、酸っぱ過ぎず、おいしかったなと思い出します。

 これから2ヶ月後梅のエキスがきちんと出て、きれいでおいしい梅ジュースができるといいなと思います。梅の主成分は疲労回復効果があるとされるクエン酸です。これから夏本番。夏バテ防止に梅ジュースもいいですね。