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すももシロップ

 しばらくブログの更新を滞っておりました。特別何かがあった訳ではありませんが、少し忙しくしていたせいで更新できませんでした。それにしても最近は大雨の後の蒸し暑さが身体にきますね。本当にもう朝からムッと暑さがまとわりついて嫌ですねぇ。

 

 さて、先月23日にすもものシロップを作ってみようということで仕込んでおりました。今回はそのすももシロップについて紹介したいと思います。

 

■材料■

・すもも(大石早生) 300g(5~6個)

・氷砂糖 240g

・リンゴ酢 24ml(氷砂糖の10%の分量)

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すももと氷砂糖

■下準備■

 保存瓶は洗剤で洗い、よく乾かす。その後アルコール消毒をし、十分乾かしてから使用する。

 

■作り方■

  1. すももは洗ってからヘタを取り除き、ペーパータオルで水気を拭き取る。その後竹串や爪楊枝などで数箇所穴を開ける。
  2. 保存瓶にすももと氷砂糖を入れ、最後にリンゴ酢を注ぎ入れる。

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    リンゴ酢を入れる前の状態
  3. 冷暗所で氷砂糖が溶け切るまで置く。1日1回は出てきた水分やリンゴ酢をすももにかけるような感じでゆっくりと瓶を回す。発酵もしていくので時々瓶の蓋を開け、空気を抜く。
  4. 氷砂糖が溶け、すももの水分が出てきたら実を取り出し、シロップを濾す。ここまで10日間程度。

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    10日後のすももシロップ

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    取り出したすももは梅干しのよう


  5. 濾したシロップを鍋に入れ火にかける。時折アクを掬いながら弱火~中火で沸騰する直前に火を止め、完全に冷ます。
  6. シロップが冷めたら保存瓶に入れ、冷蔵庫で保存する。保存期間は冷蔵庫で1ヶ月程度。

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    すももシロップの完成

 今回使用したすももは大石早生です。すももシロップの作り方は、すももを一旦冷凍してから作る方法もあるようで、これは私が作っている梅ジュース(梅シロップ)や梅酒の時の作り方と同じと言えます。冷凍する理由はすもものエキスを出しやすくするためです。今回私は生のまま仕込みました。途中発酵してしまわないか気にかけながら毎日様子を見ていました。最初の5日目くらいまではあまり水分も出ず、ちゃんとシロップになるのか不安でしたがその後すももの水分が出て色も付きました。シロップを濾す時に取り出したすももは見た目は梅干しのようでしたが、触るととろとろとして崩れやすくなっていました。

 シロップの香りは熟した梅のようです。甘い香りがとてもいいです。味は甘酸っぱいですが、すももジャムのように実を使っている訳ではないのでほんのりと穏やかな甘酸っぱさといった感じでしょうか。すももシロップは無糖の炭酸水やお水で割ってジュースとして飲んでいただくのがおすすめです。

 

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すももサイダー

 写真はすももサイダーです。グラスに多めの氷を入れ、すももシロップ→炭酸水(無糖)の順で注ぎます。すももシロップが底に沈んでいるのでマドラーで混ぜて下さい。グラデーションも楽しめてシュワシュワとおいしいですよ。氷が解けることを考慮し、濃いめに作るのがポイントです!