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深い八朔の色

 本日は八朔酒の仕上げについて記載したいと思います。

 早いもので2月下旬に仕込みをした八朔酒も本日で約2ヶ月が経過しました。2ヶ月経つと八朔の果汁やエキスが抽出され、随分と色も深く濃くなりました。若々しかった八朔もいい感じに漬かり、渋みが出ていました。写真をご覧頂ければ一目瞭然かと思います。

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1日目

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2ヶ月後

 八朔の皮(外果皮)については苦みや渋みが気になって2日後に取り出したので2ヶ月後の写真にはありません。経緯については下記のエントリーを参照して下さい。

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 八朔を取り出し、深い黄色に色付いた八朔酒を濾過していくと、ホワイトリカーの角が取れた少し丸みのある香りとほんのりと八朔の爽やかな香りがしました。八朔の香りは強くはありません。ふわりと香るのです。

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深みのある黄色

 色は本当にきれいです。2ヶ月でこんなに色が出るとは思いませんでした。

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水割りやソーダ割でどうぞ

 では肝心の味についてですが、八朔酒1:水または炭酸水2くらいで割るとおいしく楽しめました。元々氷砂糖は控え目な分量ですので、すっきりとした味わいです。少し甘めがいいという方は三ツ矢サイダーなどで割って頂くといいかと思います。またロックでもおいしいと思います。

 心配していた苦みや渋みはなく、八朔本来のほろ苦さと爽やかな香りが特徴の果実酒。これから少しずつこの八朔酒を楽しみたいと思います。