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天日干しきのこを作る

 先週梅雨が明け、打って変わって晴天となりました。刺すような暑さで庭に出るのもためらうほどですが、この晴天を利用して天日干しきのこを作ることにしました。8月1日~3日までの3日間に渡りしめじ1株、椎茸3枚、えのき1株を干してみました。それでは3日間のドキュメンタリーをどうぞ!

 

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1日目 天日に干される前のきのこたち

 1日目の8月1日は11:30~17:00まで干しました。1日干しただけでもかなり水分が抜けていきました。途中で何度かきのこを混ぜて均等に日光が届くようにしました。

 

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2日目 7:30頃

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1日でかなり乾燥してきている

 2日目は7:30~17:00まで干しました。この日は雲の多い日でしたが晴れ間もあり、一気に乾燥していくかと思われました。実際1日干してみましたが、湿度がやや高めだったせいか触ってみるとしっとりした感じが残りました。しめじやスライスした椎茸はほぼ乾燥していました。しかしえのきの水分が思ったように抜けず、ふにふにと感触が残っていました。一番に水分が抜けそうなイメージだったので意外でした。

 

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3日目 干される前の姿は影も形もなく…

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 3日目は7:30~16:00まで干しました。この日は晴れましたが夕方空気が湿ってきたため予定より1時間早めに取り込みました。写真ではとてもいい感じに乾燥しているように見えますが、やはりえのきの水分が完全に抜けませんでした。しめじや椎茸は完璧でした。その点だけが悔いが残りました。

 

 ただ天日干しをしたきのこの香りは生のきのこの香りより遥かに強く、旨味も凝縮されます。きのこ類にはエルゴステロールという物質が含まれています。この物質が紫外線を浴びることによりビタミンD(ビタミンD2)に変換されます。ビタミンDは骨の形成や筋肉の繊維に必要な栄養素です。骨粗鬆症の予防に欠かせません。また免疫機能を調節する働きがあります。体内に侵入したウイルスや細菌に対して過剰な免疫反応を抑制し、必要な免疫機能を促進します。

 天日干しをすることによりきのこ類のビタミンDは生の時よりも増加し、栄養素が豊富になります。椎茸に関して言えば、天日干しでビタミンDの量が10倍にまでなるとのこと。これは驚きですね!

 

 翌日3日間天日干ししたきのこで味噌汁を作りました。きのこのだしが濃厚な一杯となり、家族に好評でした。ぎゅっと締まったきのこの歯ごたえもよかったです。

 今度はちゃんと水分の抜けた完璧な天日干しきのこを作りたいなと思います。また野菜でも天日干ししたいと考え中です。